-色のおはなし・着色のおはなし-

色のおはなし -私達は反射光を見ている-

プリズム私達の身の廻りは多彩な色で溢れています。
私達人間は物質の色をどのようにして認識しているのでしょうか。
中学で学習した記憶の残っている方も、もう一度復習してみましょう。
私達の周りの色は、自ら発光する物質や燃焼時の発光を除けば、太陽系最大の発光物質『太陽』光線の恩恵で自らの色が決定しています。
光のスペクトルの授業を覚えていますか。
光のスペクトル光のスペクトル 太陽光をプリズム(三角柱型の分光ガラス)に通すと虹色に分かれて見えます。
つまり太陽光線の白色光の中には色々な色が混ざっていて、例えば赤く見える物質は太陽光の中の赤い光を反射し(それ以外はその物質が吸収して)私達人間の目に到達した時赤く見えるということでした。
これは万有引力の発見者ニュートンの発見だそうです。
白は全ての光を反射し、黒は全ての光を吸収しています。

光を合成する場合は上のスペクトルを右から見てください。
光の色は赤(red)・緑(green)・青(blue)で全ての光の色を作り出すことができます。
よく耳にする光のRGBはこの英語の頭文字です。
全てが混ざれば白く発光、どの光も発光しなければ黒となります。
私達が見ているテレビや、今ご覧のパソコンモニターもこの原理を利用してカラーを表現しているものです。

着色のおはなし

色を着ける行為を着色といいます。

1、覆い隠す -顔料-

100%の人が子供の頃学校でノートに字を書いたり画用紙に絵を描いたりしたことがあるでしょう。
『私達は光の反射を見ている』という意味合いから説明すると、この鉛筆や絵の具、クレヨンなどでベースの白い紙を覆い隠しているということになります。
覆い隠す物が顔料の場合それ自体に接着力はありませんから別の接着力をもったもので補って結合します。
日本画では岩顔料を接着力を有するニカワで溶いて絵を描く、つまり和紙に接着しています。
細かいカーボンや顔料が紙の繊維上に乗っかっているイメージです。
絵の具では紙の繊維間に染み込んでいますので容易に取り去ることはできません。
女性のお化粧や今流行のネールアートなどもこの分野に入るでしょう。
覆い隠す物の性質は変わりませんから、その物の反射光の色が私達の目に届きます。
ペンキやメッキように両者を接着したり、上からコーティングしたりして保存性を高めています。

2、練り込む

別の着色方法として電気製品に使用されるカラープラスティック、色付ペットボトルなどは、プラスティックやPET中に色素を混ぜて着色しています。
かまぼこのピンク色部分には食紅という色素を練り込んでいます。
この着色方法も色素自体の性質は変わりませんから、色素の反射光が私達の目に届きます。

3、化学的にくっつける -染料-

染料はこの分野に入るでしょう。
繊維と染料を分子レベルで化学的あるいは電気的に結合させて着色しています。
当サイト中に繊維・染料・染色についての一覧表を設けてありますのでご覧ください。